キーワードは「ニュートラル」「ニュー」「ナチュラル」「ヌード」。
素の自分の声をきいてみよう。
今ここにいる私が、本当に大切にしたいこと。
大声で叫ぶことじゃないけれど、ささやかに、自分と向き合ったから気づく、自分だけの幸せ。
幸せは、「多い」ことにあるのだろうか。
物質的な豊かさを求めてきた今だから、「少ない」ことにその物語を見つけたくなる。
ただ多いか少ないかだけじゃない。
ものさしがあるとすれば、多いとか大きいとかどこにあるとか、ではなくて、それはひとりひとり違うものであって、それが「感じる」とか「気づく」とかそういう「自分だけの幸せ」なんだと思う。
幸せを考えるとき、いつも対極に置かれるのが、孤独だ。
でもその姿は、いろんな型にとらわれ、見えない糸にからめとられた私たちを解放し、導いてくれる。
ほんとうの孤独は、向き合うものではなくいつも寄り添ってくれていて、その存在に気づくことに、心豊かにすごすヒントが眠っている。
フラットな心で、感覚を研ぎ澄まして。ここにいるはずなのにつかめない自分に、耳を澄ます。
すべてを脱ぎ去った自分のなかに、まだ自分も知らない物語が眠っているかもしれない。
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この本棚の本
「新訳 弓と禅」オイゲン・ヘリゲル/魚住孝至 訳・解説
「「今、ここ」に意識を集中する練習」 ジャン・チョーズン・ベイズ
「孤独の愉しみ方」ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
「あさ」谷川俊太郎+吉村和敏
「みみをすます」谷川俊太郎
「なにかいいこと」服部みれい
「フィンランド人が教えるほんとうのシンプル」モニカ・ルーッコネン
「センス入門」松浦弥太郎
「私のたしなみ100」大草直子
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